BETAFPV Meteor65はフライトコントローラーとしてBETAFPV F4 1S 5A AIO Brushless Flight Controllerを搭載している。 設定用ソフトは公式がサポートしているBetaflight Configuratorがある。このソフトで機体設定情報(dumpファイル)と飛行ログ(BlackBox)が出力できる。dumpファイルはtxtデータなので直接確認できる。BlackBoxファイルは数値データがバイナリデータなので直接解析するのは厳しいが、公式サポートのBetaflight Blackbox Explorerというデータビュワーで確認できる。
dumpファイルには様々な設定情報が記載されており、ファームウェアのバージョンやセンサ各種設定などが記載されていた。特に面白そうな情報としては以下のものがある。
- version(ファームウェアバージョン)
- Betaflight / STM32F411 (S411) 4.2.11 Sep 29 2022 / 16:54:16 (norevision) MSP API: 1.43
- バージョン4.2.11のファームウェア。オープンソースなので以下URLからだいたいの動作はわかる。
- https://github.com/betaflight/betaflight/releases/tag/4.2.11
- name(機体名称)
- betaflight configratorで任意に設定できる。
- vtxtable band
- 映像送信機が発射している周波数帯がわかる。
- rx_spi_protocol(受信プロトコル)
- このフライトコントローラは受信機内蔵型で、S-FHSSとFrskyから選択でき、その選択状況がわかる。
- frsky_spi_tx_id(送信機ID)
- frsky_spi_bind_hop_data
BlackBoxについては、本モデルには8MBのものが搭載されており、過去フライトの機体姿勢、操作コマンド、バッテリー残量など時系列で保存される。メモリがいっぱいになった時は上書きされないため、直近のデータが保存されない。RTCなどを積んでいるわけもなく、記録された時刻はでたらめなので慎重に解析する必要がある。Betaflight Blackbox Explorerでは以下のように時系列の飛行情報を確認できる。バッテリ電圧や加速度、操縦コマンドなどから様々な解析ができる。数値データを詳細に確認したいときはCSVへ出力もできる。